本当の気持ち
彼の言葉はまるで星座のようで
辿ればどこかに答えがあるのだろうかと
必死に繋げようとしている私がいる けれど、
それは蜃気楼かもしれない
「大丈夫」と言われるたびに
その中に隠された微かな苦味を探す
彼の真心なのか、ただの習慣なのか
私の小さな胸に沈む重さだけが確か
掴みたい、彼の心の断片を
でもその手は、柔らかな空気を裂くだけ
届きそうで、届かない 近いのに、遠い
この距離は何の証だろう 愛の予感か、
それとも冷たい迷宮か 私だけが、
この複雑な地図を手にしている
彼の目の奥、私が知り得ない世界がある
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