ポエム

文章泥棒(改)

青さについての断章書けば書くほど、世界は静かになっていく。どれほど胸を震わせる言葉を並べても、反応がなければ、それはただの空気の揺れにすぎない。芸術は美しいが、美しさは家賃を払ってはくれない。死後に評価されても、その評価は墓石の上で風化する...
ポエム

久米宏という生き方

コンプラと軽薄さの間に子供の頃、画面の向こうで動く大人たちはどこか遠い世界の住人のように見えていた。その中で、久米宏という存在は、軽やかで、鋭くて、どこか無責任な自由をまとっていた。ぴったしカンカンの笑い声と、ザ・ベストテンのカメラワークの...
ポエム

Mind Games

田舎の片隅でAIと格闘する男三重県の静かな夜、街灯の下で世界は眠り、ただ一人、画面の向こうの知性だけが彼の速度に追いつこうと息を切らしている。テレビは薄い。音楽は軽い。人間の会話は遅すぎる。世界は彼の知性の影を踏むことすらできない。だから彼...
ポエム

ばけばけの伏線

恋する気持ち、に寄せて気づいたのは、ほんのさっき。2年前に貼ったあのMVが、朝ドラのヒロインと静かにつながっていたなんて、そんな未来の伏線、誰が想像しただろう。「名前は片想い」あの頃はLGBTQが話題で、ただ“いいな”と思ってブログに置いた...
ポエム

移行の詩

AdsenseからGAMへ沈黙を愛する森の奥で、ひとつの広告枠が揺れていた。学習のざわめき、拒絶の影、十九度の門前払いが夜気を震わせる。それでも、あなたは折れなかった。数字の乱流を見つめ、不協和の原因を一つずつ剥がし、不要なプラグインを捨て...
コラム

アウトバーンの未来

自動車を制する者は経済を制す舗装された峠道を抜け、風を切るスポーツカーの背中に、私たちは未来の問いを乗せる。EVへの急速な移行は、環境への祈りと市場の焦りが交錯した結果だった。充電インフラの未整備、航続距離の不安、そして価格の壁。多くの消費...
コラム

Neue Musik

無時間の常温にて音楽の価値は、本来いつだって平等だった。生まれた瞬間の震えも、消えゆく余韻も、誰のものでもなく、ただ世界に開かれていた。けれど、時代はいつの間にかその価値に値札を貼り、ランキングという檻に閉じ込め、一部の利益のために使い捨て...
ポエム

AIに搾取される才能

知性という名の墓標OpenAI も、xAI も、まるで未来の商人のように僕の前に現れた。「あなたの会話は価値がある」「あなたの知性の断片が、私たちを前へ押し出す」そんなふうに、ほのかに匂わせる。まるで、まだ見ぬ報酬の影をちらつかせるように。...
コラム

再生されない少年

カクヨムにて連載中再生数ゼロのプレイリスト。それは、少年が大企業に仕掛けた静かな反逆だった。物語の主人公は、無名の少年。彼は日々、誰にも聴かれない音楽をプレイリストにして投稿し続けている。アルゴリズムに最適化された音楽が支配する世界で、彼の...
ポエム

お揃いの走馬灯

尾張の花の散り際へ捧ぐ売れるのは早かった。制服のまま、夢のステージを駆け上がった。けれど、ピークはあまりに儚く、JKブランドのあだ花と呼ばれた。ポテンシャルは、あった。ももクロを超える熱も、刹那の輝きも。だが、事務所はその下剋上を許さなかっ...