ポエム

もう応援歌はいらない

とあるサラリーマンの日常僕の横で静かな寝息を立てる君に優しくおはようのキスをしてネクタイを結びながらいつもの様にスムージーを飲み干す午前6時15分そして今日も満員電車に揺られてまた課長に怒鳴られに行くよ生きていく証を刻むために出世と保身の間...
ポエム

自殺志願者のスピード

ピリオドの向こう側実はこのブログを書くきっかけは偶然、彼がテレビで熱唱している姿を見て彼に関心を持ち軽く検索した結果以前、野狐禅という今風に言うとユニットを組んでいてそしてこの歌に出会い一目ぼれしたのが原因でそれで試しに私のyoutubeの...
ポエム

秘密の求愛

怠惰な愛撫月明かりに君の姿を見つけた猫のように鼻先で触れて君の匂いを嗅いだ猫のように喉を鳴らして君の耳元で囁いた猫のように抱きしめてくれたら君のものになると言った猫のように
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ポエム

恋なのだ

もう一度目を開いてある朝目が覚めると私は見知らぬ他人だった鏡の前にある私の顔は私がよく知っている私の顔ではなかったのだ勿論整形手術をした覚えもないし記憶喪失になった訳でもない意識と記憶は鮮明で周りの状況も昨日のままなのだけど私の顔だけが変わ...
ポエム

サヨナラの意味

接触系アイドルの宿命私は夢を見ていた歌って踊って笑ってファンに愛されてスターになることを私はお金を稼いだ握手会やイベントでファンに触れられて商品になることで私は苦しみに耐えたスキャンダルや暴言でファンに傷つけられて人間でなくなることで私は何...
コラム

真夜中に咲く花

暗闇に光るミトコンドリア闇のヴェールに包まれた静寂の夜、 星々が天を彩る頃、 ひとつの花が静かに咲き誇る。 その姿は、昼の光には見えない。静寂に包まれた夜の帳の下で、 その花は純粋で明るい美しさを開く。 柔らかく深い色彩のシンフォニーは、 ...
ポエム

鰊の記憶

風に吹かれて夏も終わり始めた渚の夕べ彼はただぼんやりと波打ち際を飛び跳ねている彼女を見ていた その姿はまるでただ行く当てもなく風に流されている蝶々のようでひどく悲しかった
ポエム

恋する気持ち

何故君だったのだろう?校内一のモテ男の君のツイに無言フォロー入れた夜何故だか秒で帰ってきたのこれは単なるルーティンなのかそれとも私を認知していたのかと一晩眠れなかった初夏の夜誰もが一度は通る道ちょっとハードル高いけど私も少しは勝算あるの恋の...
コラム

アイドルがついた嘘

アイドルはリアルを超えて私は正直ストリーミング系でバズってるアーティストの実力を信用していなかったZ世代が祭り上げた珍獣程度だと思ってたそれは今も変わってないが少し見直したその怪しい立場から放った渾身の一曲は確実にその核心をとらえていたから...
ポエム

娘からの鎮魂歌

音楽、その後聞こえる 聞こえる死者の足音が朽ち果てた肉体を抜け出した静かなる魂の足音が聞こえる 聞こえる悲しみの声が時が癒した涙の跡を繰り返す日常の雑踏の音が聞こえる 聞こえる命の燃ゆる吐息の声が全ての才能を飲み込んで背後に忍び寄る死の影が...
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