自然が人類に
リベンジを始めた
鉛色の空に掛かる銀色の虹
人類の足跡を溶かす赤い雨
オーロラのカーテンを突き抜ける紫の光
焼き払われた森を飲み込む熱砂の海
毎年記録を更新する降水量
毎年記録を更新する最高気温
同じ場所を揺らし続ける気紛れな地震
いつの間にか死語となったゲリラ豪雨
前例のない規模の台風の量産化
次々に現れそして覚えていく気象用語
ニュースの尺を占める天気予報の時間
もう過去のデータが役に立たないくらい
急速に変わってしまった気候変動
地球温暖化が叫ばれて久しい現在に
我々は世界の破滅を待つことしか
出来ないのであろうか？
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