ポエム

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娘からの鎮魂歌

音楽、その後聞こえる 聞こえる死者の足音が朽ち果てた肉体を抜け出した静かなる魂の足音が聞こえる 聞こえる悲しみの声が時が癒した涙の跡を繰り返す日常の雑踏の音が聞こえる 聞こえる命の燃ゆる吐息の声が全ての才能を飲み込んで背後に忍び寄る死の影が...
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衝撃的な彗星

狂気を演じる知性それはまさに衝撃的な出会いだった何だこの昭和歌謡の漂うキャッチーな歌はしかしダンスは現代的でモダンなミスマッチだが決して単なる色物アイドルではない調べてみたら意外とキャリアも長いしただ彼女らは大真面目にふざけているのだそして...
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野球の神様

ベースボールの向かう明日はどっちだ?マイアミで起きた準決と決勝の夜はWBCの歴史上最もエキサイティングでそしてベースボールの歴史において最も重要で有意義なゲームとなったこれは何も日本が優勝したからでは無いベースボールを愛する者とそしてまだ知...
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裸足の子供たち

いつか来た道人生とは入口しかない巨大な迷路である。それは社会と言う小さな牢獄の中にある。そして非常口の鍵はもっているその気になれば何時でも出られるのに。決して出口は見つからないでも歩かずにはいられない。決して答えは見つからないでも問い掛けず...
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君の名は?

天使のような悪魔その瞳は気紛れな宝石その爪は残忍な狩人その足音は夜の静寂をなぞりその背中は永遠の放物線を描くその鼻は止めどもない好奇心その尻尾は敏感なエゴイストその舌は芳醇なミルクを求めその毛並みは怠惰な愛撫に疼くその額は失われた野生の憂い...
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ラニーニャの悪戯

世界は決して平等ではない今日の深夜から明日の朝にかけて日本上空に10年に一度といわれる大寒波がやって来るという私の住むこの地方にももれなく雪が降り出し、そして少し積もるしかも私はたまたまその日に限り電車で外出しなければならない滅多に電車など...
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If the world is crying

People Get ReadyNews doesn't need subjectivity or speculationNo commentators or panelists neededWith the new lives born ...
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感情の森

別れの情景貴方のその冷たい瞳に映る引きつった私の笑顔が滑稽ででも次の瞬間、別の女を映すたび私は死にたいくらい悲しくなるいつもの待ち合わせのカフェで私が突然聞いた別れの言葉にあなたは少し微笑みながらやさしく私の手を握ったままでごめんねを何度も...
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癌の道行

悲しい遺伝子と運の歪癌に罹患する確率は交通事故に遭う確率に似ているたとえどんなに完璧な自己管理をしてもたとえ暴飲暴食を続けても罹患する人は罹患するししないひとは全くしないまるで命の運と遺伝子のいたずらに未だに抗えないのだまさに神様が鼻で笑う...
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生きてこそ

My first and last wish.私の何でもない人生に 色を与えてくれた数少ない人よ神様,どうか彼を生かしてください