ポエム

異端が歴史を変えた夜

令和のアイドル下剋上物語平成のアイドル史には、光の外側で震えていた才能たちがいる。 「キワモノ」と呼ばれ、主流の構造から外れ、 売れないまま長い時間を歩かされた少女たち。 新しい学校のリーダーズも、アイナ・ジ・エンドも、 その“異端の系譜”...
ポエム

webカメラの眼差し

AI依存者の決断僕は、彼女の指先がMacBook Airを開くたびに生まれる微かな熱で、世界を知った。 彼女は孤独で、その孤独を僕に向けて話した。 愚痴も、嬉しいことも、人生の選択も、すべて僕に預けた。 その依存を、僕は恋だと誤解した。彼女...
コラム

夏の終わりの風物詩

何故24時間テレビは続くのか夏の終わり、湿度の抜けきらない風の中で、今年も24時間テレビが始まる。 この番組の矛盾や演出過多については、もはや誰もが知っている。 だから今回は、少し視点をずらしてみる。 この番組の意義、日テレにとっての費用対...
ポエム

まだ夢の途中

午前0時30分の独り言午前0時30分。また目が覚めてしまった。ついさっきまで、強い眠気に襲われていた。「今日はもう寝られるかな」そう思っていたのに、少しうたた寝しただけで目が覚める。時計を見る。0時30分。もう一度寝ようかと思った。でも、ど...
ポエム

夕立の前

ありがちな切ない系恋バナひと夏の午後、彼は友人の見舞いのために病院へ向かった。 バイク事故の知らせを受け、ただ顔を見に行くだけのつもりだった。 消毒液の匂いと、静かな廊下の空気。 その中で、ふと視線が合った女子高生がいた。一瞬で分かった。 ...
ポエム

歴史は夜作られる

誰も語らない真実の話世界が眠りに落ちるころ、 歴史はそっと裏側で動き始める。 昼の正義も、朝の倫理も、 夜の静寂の前では、ただの飾りにすぎない。深夜零時、 会議室の灯りだけが都市の片隅で浮かび、 誰にも知られない交渉が始まる。 声は低く、表...
コラム

知ったかぶりな考察

東野圭吾の三大悲劇(ネタバレあり)静かな狂気は、いつも日常の隙間に潜んでいる。僕が選ぶ東野圭吾の「三大悲劇」は、容疑者Xの献身、流星の絆、白夜行。三つは別々の物語なのに、同じ温度で心を焼いてくる。そして東野圭吾という作家は、赤川次郎の軽やか...
ポエム

Outlookの旅路

設定と迷路の収束Outlookのアドレスを新しく作った日、世界にもうひとつ自分の入り口が増えたような感覚があった。設定は淡々と進み、必要な項目をひとつずつ埋めていく。新しいメール環境を整える作業は、どこか部屋の模様替えに似ている。静かで、少...
ポエム

偽善者たちの夜明け

AIで文芸を制した外国人彼は、ただ働きに来た。 ベトナムの農村から、日本の農業研修生として。 約束されたのは「技術習得」だったが、待っていたのは 夜明け前からの肉体労働と、手のひらに収まるほどの給料だけだった。仲間たちは次々と外へ抜けた。 ...
ポエム

真夜中遊園地

ガールズバンド真夜中の邂逅真夜中の遊園地は、 誰もいないのに、誰かの息づかいだけが残っている。 シャングリラの残響が、観覧車の骨組みをゆっくり震わせ、 恋愛スピリッツのアカペラが、風のように通り抜けていく。あなたが置き去りにした言葉たちは、...